たくさんある取引所、
どこを選べばいい?

執筆: 篠崎みお / 26歳・Webエンジニア
暗号資産歴5年・DeFi $8,000 運用・Ledger×Trezor の2台構成

2021年に大学院でEthereumのスマートコントラクトに触れて本気で参入。BTC/ETH中心のスポット保有 + DeFi $8,000 をAave/Compound/Lido に分散運用。2021年のNFTブームで30万円相当の損失を経験し、「ホワイトペーパーを読まない投資はしない」を徹底。記事のセキュリティ手順・取引所操作は実機(Ledger Nano X / Trezor Model T)での実体験に基づきます。

暗号資産歴 5年 DeFi $8,000 運用 HW Wallet 2台 CEX 4社経験 最大損失 -30万円

運営者: 篠崎みお / 連絡先: afiafi87289@gmail.com / 詳細は 運営者情報 をご覧ください。

暗号資産(仮想通貨)を始めるには「取引所」の口座が必要です。
でも、国内だけでも30社以上...何が違うの?どこがいいの?
選び方のポイントをわかりやすく解説します。

みお(Webエンジニア・暗号資産運用歴 5 年)
情報科学修士 / DeFi 運用 $8,000 / ハードウェアウォレット2台体制

2021 年の春に bitFlyer で最初の 1 万円を ETH に入れたところから始まり、5 年で 5 社の取引所を使い分けてきました。NFT バブルで 30 万円を飛ばした痛い経験から、取引所を「スプレッド・送金手数料・銘柄カバレッジ」の 3 軸で冷静に見る癖がつきました。ここでは、5 社を実際に使った個人的な運用記録ベースで比較します。

5 年で使ってきた主要取引所と役割
  • bitFlyer: 最初の 1 万円を入れた口座。UI が素直で初心者に戻って説明しやすい
  • Coincheck: 2021-2022 にアルトコイン買い増し期に使用。NEM 流出事件後の対応改善を実感
  • GMO コイン: 送金手数料無料が決め手。外部ウォレットへの出金用に使用
  • Binance Japan: 2024 年以降メイン。取扱銘柄の多さと現物取引板の厚さが理由
  • bybit: 海外 USDT ペア調査用(日本居住者の現物利用範囲)。メインの運用には使わない

そもそも「取引所」って何をするところ?

取引所とは、日本円と暗号資産(仮想通貨)を交換できるサービスです。銀行口座から日本円を入金し、ビットコインなどを購入します。株でいう証券会社のような存在です。

日本では金融庁に登録した業者しか運営できないため、国内の取引所は全て金融庁の審査を通過しています。海外の無登録業者と比べて安全性が高いのが特徴です。

取引所選び、3つのポイント

取引所によって「買えるコインの種類」「かかる手数料」「使いやすさ」が全く違います。

🪙

取り扱い通貨数

取引所によって22種類〜65種類以上と大きな差があります。ビットコインだけなら問題ありませんが、色々なアルトコインを試したいなら通貨数は重要です。

💰

手数料・コスト

取引手数料だけでなく、入出金手数料スプレッド(売値と買値の差)も要チェック。同じ1万円分買うのに、取引所によって数百円の差が出ることも。

🛡️

安全性・実績

金融庁登録は大前提として、運営会社の規模利用者数、過去のセキュリティ実績も大切。大手グループ傘下の取引所は比較的安心です。

知っておきたい:2つの取引方法

ほとんどの取引所には「販売所」と「取引所(板取引)」の2つのモードがあります。同じ取引所の中で両方使えるので、最初は販売所で慣れて、徐々に板取引に移行するのがおすすめです。

初心者向け

販売所

業者(取引所)から直接購入。金額を入れて「買う」を押すだけのかんたん操作。確実に買えるが、スプレッド(実質手数料)が高め。

実質コスト: 3〜6%程度(スプレッド)
慣れてきたら

取引所(板取引)

ユーザー同士が売買する市場。「指値注文」「成行注文」で取引。手数料が圧倒的に安いが、操作がやや複雑。

実質コスト: 0.05〜0.1%程度(取引手数料)

国内主要5社を比較してみた

国内で人気の5つの取引所を、先ほどの3つのポイントで比較しました。全て金融庁登録済みです。

取引所 取扱通貨数 取引所手数料
(Maker/Taker)
入金手数料 出金手数料 BTC送金手数料 最低取引額
OKJ 口座開設CV 40種類以上 0.08% / 0.10% 無料 400円 公式で確認 500円
TOSSY 主要数種類 スプレッド制 無料 要確認 少額〜
bitbank 44種類 -0.02% / 0.12% 無料 550〜770円 約9,000円 通貨による
bitFlyer 39種類 0.01〜0.15% 無料〜330円 220〜770円 約6,000円 1円
Coincheck 38種類 〜0.05% 無料 407円 約7,500円 500円
GMOコイン 22種類 -0.01% / 0.05% 無料 無料 無料 100円
※ BTC送金手数料は 1BTC=約1,500万円で概算。手数料は2026年4月時点。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

各社の強み・特徴

OKJ — 国内取引所でバランスよく

40種類以上の暗号資産を取り扱う金融庁登録の国内取引所。入金手数料無料で始めやすく、500円から少額スタートできる。スマホアプリも使いやすく設計されており、初めての口座開設に向いている。
「とりあえず国内で安心して始めたい」「少額から試したい」初心者に。

TOSSY — スマホだけで完結する手軽さ

「ウルトラ投資アプリ」を掲げるスマホ特化型の暗号資産サービス。操作がシンプルで、口座開設から最初の取引までアプリだけで完結できる設計。複雑な板取引や多通貨の管理より「まず買ってみたい」という層に向いている。
「スマホ1台で完結させたい」「難しい操作は覚えたくない」初心者に。

GMOコイン — 手数料の安さで選ぶなら

入出金・送金が全て無料という圧倒的なコスト優位性。Maker手数料はマイナス(取引すると手数料がもらえる)。GMOインターネットグループの安心感。
ただし取扱通貨は22種類と少なめ。「ビットコインだけでいい」「コスト最優先」の人に。

bitbank — 板取引派のベスト

全44銘柄が板取引対応(他社は一部のみ)。Maker手数料マイナスで、セキュリティ評価も高い。
「販売所のスプレッドが嫌」「全コイン板取引したい」中級者向け。

Coincheck — アプリの使いやすさNo.1

マネックスグループ傘下。アプリUIが直感的で、国内DL数トップクラス。NFTマーケットプレイスやIEOも。
ただし販売所スプレッドが5〜6%と高め。「とにかく簡単に使いたい」人に。

bitFlyer — BTC取引量なら国内最大級

ビットコイン取引量で国内トップクラス。流動性が高く、大量取引でも約定しやすい。bitFlyer Lightningで高機能な板取引も。1円から購入可能。
「ビットコインを大量に取引したい」人に。

結論:初心者は何を基準に選ぶべき?

正直、どの取引所も金融庁登録済みで一定の安全性は確保されています。その上で、初心者が最初に重視すべきは以下の2点です。

1. 通貨数が多いこと

最初はBTCだけでも、慣れてくると他のコインも買いたくなるもの。そのとき通貨数が少ない取引所だと、別の口座を開設し直す手間がかかります。

2. 安全で実績があること

大切なお金を預ける場所です。運営元の信頼性、利用者数の多さ、セキュリティ体制がしっかりしていることが大前提。

初心者におすすめの選び方

最低投資額
500円〜
口座開設料
無料
入金手数料
無料
金融庁登録
全社✓
どの取引所も金融庁登録済みで、口座開設は無料。最初は500円〜と少額で始められます。

「まずビットコインだけ始めたい」ならどの取引所でも問題ありません。色々なコインを取引したくなったときに、通貨数の多い取引所に移行する人が多いです。
OKJで無料口座開設 TOSSYで口座開設

こんな人には他の選択肢も

手数料を極限まで抑えたい → GMOコイン

入出金・送金が全て無料。Maker手数料もマイナス。ただし通貨数は22種類と少なめなので、メジャーコインだけ取引する人向け。

板取引で全コインを売買したい → bitbank

全44銘柄が板取引対応。スプレッドを気にせず取引したい中〜上級者に最適。

とにかくアプリの使いやすさ重視 → Coincheck

UIの直感性は国内トップクラス。ただし販売所のスプレッドが高めなのでコスト面では不利。